在ベトナム日本大使館が日本留学説明会で注意喚起を行ったようです

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ベトナム日本大使館が日本留学説明会で注意喚起を行ったようです

 今日(2017年12月15日)、NHKのニュースで、昨日(2017年12月14日)、ベトナム北中部のタインホア省で在ベトナム日本大使館が日本留学説明会を開催し注意喚起を行ったということが報じられていました。

 下記のニュースです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171215/k10011259441000.html
ベトナム人留学生 犯罪に手を染めぬよう 大使館が注意喚起

 大変すみません、当社/当センターが把握している範囲では、NHKのウェブサイトに掲載されているニュース記事は一定期間が経過した後は削除されてしまうことが多いようでもあるので、下記に全文引用しておきます(引用に際して、段落の行頭は1字分スペースを空けておきました)。

ベトナム人留学生 犯罪に手を染めぬよう 大使館が注意喚起
12月15日 5時32分
 日本で学ぶベトナム人留学生が、留学に際しての借金の返済に困り犯罪に手を染めるケースが後を絶たないとして、ベトナム日本大使館が現地の高校生を対象に説明会を開き、注意を呼びかけました。
 日本国内の日本語学校などで学ぶベトナム人留学生はことし6月現在、6万9000人余りと5年前の8倍近くに急増しています。
 その一方で授業料や寮の家賃などを前払いするため100万円を超える多額の借金をしたものの、返済に困り、犯罪に手を染める留学生も増えています。
 こうした問題に対応しようと、ベトナム日本大使館は14日、北部のタインホア省で日本への留学を希望する高校生を対象にした説明会を開きました。
 大使館の担当者は、一部の留学あっせん業者や日本語学校が、日本に行けば勉強しながら働くことができたくさん稼げるとか、日本語をきちんと学ばなくても給料の高い仕事ができるなどと持ちかけ、生徒を勧誘しているとして注意を呼びかけました。
 そのうえで、留学に際しては正しい情報を集めることが重要だと訴えました。
 日本大使館の担当者は「ベトナム若い人たちは間違った情報を信じて、多額の借金を抱え経済的に苦しんでいる。正しい情報をもっと伝えていかないといけない」と話していました。

 在ベトナム日本大使館の職員の方々がベトナム人の留学希望者に注意すべきことを伝えるという取り組みをされるようになったことは、大変有意義なことであると思っています。しかし、当社/当センターとしては、次に述べるように大変残念な点もあるのではないかと思っています。

在越日本大使館のご対応は遅いのではないでしょうか?

 今回のタインホア省での説明会は、大変意義深い取り組みであるとは思っています。しかしながら、2017年年末になってからそのようなことをされているということに対して、ご対応が非常に遅いのではないかということを感じさせられています。

 当社/当センターの数年前のエントリーで恐縮ですが、当社/当センターのブログでは、その当時、下記のようなエントリーを公開して注意喚起を行っていました。

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20110812
ベトナムの一部の留学センター/留学斡旋会社が行っている疑わしい宣伝行為

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20120330
最近数年間のベトナムハノイの日本留学斡旋会社/留学センターの動向

 大変残念ですが、当社/当センターの注意喚起は、多くの日本やベトナムの方々にご関心やご興味を持っていただけたとは言いがたく、その後のベトナムの日本私費留学ブーム(日本留学ブームというべきものかどうかは議論があるところでしょうが)は当社/当センターがその当時懸念したような状況に陥ってしまっています。

 もちろん、注意喚起を行っていたのは、当社/当センターだけではなく、日本では堀江学氏のような識者の方もいらっしゃいました。最近1、2年は日本の大手新聞や地方新聞でベトナム人私費留学生やネパール人私費留学生の問題が大きく取り上げられるようになり、先日のNHKの番組は大きな話題を呼んだことは、当エントリーをお読みいただいている方々はご存知のことかと思われます。

 ベトナムでは、2013年秋に放映されたベトナムのテレビニュースで日本留学に関する問題点が報道されたようです(←エントリーの上段はベトナム語の説明ですが、下段に日本語もあります)で取り上げたベトナムのテレビ局による日本への私費留学の注意喚起のニュースや一昨年(2015年)の"Thanh Niên"の連載記事等もあります。

 当社/当センターのほうでは、おそらく在越日本大使館は、数年前から「日本での高額アルバイトで学費も生活費もまかなえる」等の虚偽情報を謳っている日本留学会社、日本留学センターが相当の数存在していることを把握されていたのではないかと推測しています。

 在越日本大使館や日本政府がベトナムで説明会等を開催することで注意喚起を行うべきだった時期は、5、6年前の2011年後半から2012年、2013年にかけての危なっかしい私費留学会社、私費留学センターがどんどん増加、拡大、拡張していた時期だったのではないでしょうか。

今後もベトナム各地で定期的に注意喚起のための説明会を行っていただけますようお願いいたします

 それにしても、なぜ12月のこの時期に、しかも、タインホア省というハノイから200キロメートル前後も離れた省で私費留学に関する注意喚起を行う説明会が行われたのだろうか、ということは、不思議に思っています。

 在ベトナム日本大使館のほうで、注意喚起のため説明会を行うということは決まっていて、現在のベトナム人私費留学生の問題が相当大きな話題になっているタイミングで、NHKが在越大使館の説明会開催をニュースとして取り上げた、ということなのかもしれません。もしくは、申しわけないことに当社/当センターの推測に過ぎないのですが、もしかしたら今回の説明会は、NHKにしては相当よく取材してあり大きな問題点も取り上げられていた先日のクローズアップ現代+に対する大きな反響を受けて行われることになったという可能性も多少はあるのかもしれません。

 どのようなご事情があったのか詳しいことは把握しかねていますが、いずれにせよ、上記にも述べている通り、在ベトナム日本大使館の職員の方々がベトナム人の留学希望者に注意すべきことを伝えるという取り組みをされるようになったことは、大変有意義なことであると思っています。

 もし可能なようでしたら、今回タインホア省での1回かぎりの取り組みで終わらせず、ベトナム各地で定期的にそのような説明会を行っていただけないでしょうか。特にベトナム人私費留学生が多数留学しているようであるバックニン省、バックザン省、フートー省、ハイズオン省の4省は重点的に私費留学の注意喚起の説明会を開催していただけるようご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

 日本の師走のご多忙な時期、タインホア省での説明会に関わられた在ベトナム日本大使館の担当者の方々、職員の方々、関係者の方々、おつかれさまでした、そして、ありがとうございました。

関連情報

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4073/index.html
追いつめられる留学生 〜ベトナム人犯罪“急増”の裏側で〜

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20171207
2017年12月5日NHKクローズアップ現代+ベトナム人私費留学生をめぐる問題が取り上げられたようです

 当社/当センターのエントリーです。ベトナム人私費留学生の問題を取り上げたNHKクローズアップ現代+のことをまとめています。

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20170228
当社/当センターのベトナムでの日本留学関連事業、一時休止のお知らせです

 当社/当センターの以前のエントリー、日本留学事業の一時休止のお知らせです。

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20160422
「国際貧困ビジネス」としての日本の日本語学校経営に関する一考察

 当社/当センターの以前のエントリーです。

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20150509/
2015年、最近のベトナムからの日本留学の状況

 当社/当センターの以前のエントリーです。

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2017年12月5日NHKクローズアップ現代+でベトナム人私費留学生をめぐる問題が取り上げられたようです

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2017年12月5日NHKクローズアップ現代+ベトナム人私費留学生をめぐる問題が取り上げられたようです

 大変すみません、当エントリーをご覧の方々はご存知かもしれませんが、一昨日(2017年12月5日)、NHKの「クローズアップ現代+」というニュース番組で、ベトナム人私費留学生をめぐる問題が取り上げられたようです。番組は24分前後で、「追いつめられる留学生 〜ベトナム人犯罪“急増”の裏側で〜」と題されていました。

 NHKのウェブサイト中の下記ページに、上記の番組の詳細な内容が掲載されているので、ご参照ください。

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4073/index.html
追いつめられる留学生 〜ベトナム人犯罪“急増”の裏側で〜

 当社/当センターのほうで番組を視聴し上記のページを読んで、ポイントになるのではないかと思われることを数点挙げてみます(大変すみません、当社/当センターが重要だと思った点を中心にまとめたものであり、詳細に関しては放映された番組の録画か上記のURLをご確認いただければ幸いです)。

1. 問題提起としては成功したのでは?

(今回の特集で取材に関わられた方々には大変失礼かもしれませんが、)NHKにしては相当よく取材してあり、大きな問題点も取り上げられていたのではないかと思われます。当社/当センターにとっては、以前NHKのニュース番組の取材にご協力させていただいたもののがっかりさせられた件があったこともあり、意外でした。また、一部の日本語学校関係者の方々は番組を(矮小化して)日本語学校を貶めるものだと批判されていたようですが、番組は日本の日本語学校に対する単なるネガティブキャンペーンやレッテル貼りに留まらず、大枠でベトナム人私費留学生を取り巻く深刻な状況が報じられていたのではないかと感じています。問題提起の第一弾としては成功したのではないでしょうか。

2. ベトナムでの偽造書類の横行等、重大な問題が取り上げられていた!

 ベトナムの私費留学業者への取材や識者として出演された出井氏のご指摘に関してはやや単純化し過ぎている箇所や正確さに欠けるところがないわけはないように思われたのですが、それほど大きく間違えていないように思いましたし、重要なポイントが押さえられていたのではないかと思っています。もしかしたらテレビの視聴者の方々のために正確だがわかりにくいという部分をあえてわかりやすく端折ったという面もあったのかもしれません。

 特にベトナム人の私費留学で相当の割合で偽造書類が使用されているにもかかわらず、ベトナム人私費留学生を受け入れている日本の日本語学校が(学費ほしさに)黙認してしまっているという実態を報じていたことはとても重要なことだったのではないかと思われます。

 ベトナム人の私費留学で相当の割合で偽造書類が使用されていることに関しては、一昨日(2017年12月5日)のNHKニュースでも報じられていたようです。下記に引用する箇所です。

 職員の男性は「ベトナムでは、日本語学校に留学すれば来日するためのビザをいちばん簡単に取得できると考えられている。出稼ぎ目的の留学生をたくさん集めれば学費を稼ぐことができ、ビジネスになる。いちばん大切なのは学費を多く集めることだ」と話しています。
 留学生として来日するためには学費の支払い能力などを証明する書類を提出し、入国管理局の審査を受ける必要がありますが、職員の男性は「書類のほとんどはねつ造で、ベトナムではお金を払えばどんな書類も偽造できる。ベトナムでは農業をしている人が多いが、年収200万や300万円など、稼ぐのが難しい数字が書かれている書類もよく見かける。自分が働いている日本語学校も書類が偽造されていることに気付いているが、学生がほしいので見て見ないふりをしている」と話しています。

3. ベトナム人私費留学生にも一定の責任があるのでは?

 当社/当センターのブログでは1年半ほど前のエントリーでも約1年前のエントリーでも述べていることですが、アルバイトで稼ぐことが主目的の私費留学の本分を履き違えたベトナム人留学生、ベトナムの「日本で勉強しながらの高額アルバイト」を謳う金儲け優先の日本留学エージェント、日本で国際貧困的ビジネスを手掛ける日本語学校、いずれも大きな問題があるのではないかと考えています。

 今回の番組では、無理して私費留学したことが一因(主因?)で万引き事件を起こし逮捕されてしまったベトナム人女性のインタビューが放映され、大変お気の毒だと思ったのですが、そのことと同時に違和感も感じてしまいました。

 最近数年間ベトナムでは多くのマスメディアが日本への私費留学で大きなトラブルや被害、事件にあったベトナム人元(現)留学生や家族を取材し、悪質な行為をはたらく日本留学エージェントやひどい対応の日本の日本語学校の手口を解説し、安易な日本の私費留学に対して度々警鐘を鳴らし注意喚起を行っているようです。

 そのことに加え、ベトナムの日本留学エージェントに巧みに勧誘されたのであっても私費留学の大変さに思い至らないことはあまりにも見識不足、知識不足でしょうし、アルバイトで稼ぐことが主目的というベトナム人に至っては、私費留学の本分を履き違えているのではないか、と思ってしまいます。

 仮に今回取材を受けていた逮捕されてしまったベトナム人女性が様々な面からしっかりと日本での私費留学のことを調べれていれば、無理をしてまで私費留学生として来日しなかったという可能性が高かったのではないか、と想像しています。

 番組とは関係ありませんが、先日よりベトナムハノイには日本留学を支援する独立行政法人であるJASSO(日本学生支援機構)の事務所が置かれるようになったようで、在ベトナム日本大使館や日本領事館、独立行政法人国際交流基金等と密接な連携を取りながら、金融業者への借金等無理をしての私費留学やアルバイトが主目的の私費留学が行われないように、日本政府としてもJASSOとしても、すでに行っている在ベトナム大使館ウェブサイトの注意喚起等に加えて、しっかりと地道にPR活動や広報を多面的に継続していただけることを強く願っています。

4. 日本の外国人私費留学生を支援、応援する取り組みは?

 一昨日(12月5日)の「クローズアップ現代+」の番組の最後のほうで福島県郡山市に住んでいらっしゃる方の支援の取り組みが紹介されていましたが、日本では留学生、特に私費留学生が抱えているトラブルや悩みに対して相談や解決をサポートする機関や団体がほとんどないようですね。

 大変すみません、留学生のトラブルや悩み相談に対して公的機関や既存の団体がどのような対応をしているのか十分把握していないのですが、少なくとも東京都の外国人相談窓口となっている公的機関や団体のリスト等を見るかぎりでは、対応言語にベトナム語がないところも多いようで、当社/当センターが多少調べた範囲では、ベトナム人私費留学生の相談先としてどちらの公的機関や団体がいいのかはっきりしたことはわかりませんでした。日本にいる外国人留学生、特にベトナム人留学生やネパール人留学生、もし余力があるようなら、スリランカ人留学生、ミャンマー人(ビルマ人)留学生に関しても、それぞれの国に特化しそれぞれの国の主要言語に対応できる公的機関か民間団体が必要とされているのかもしれない、と思いました。

 一部の日本語学校関係者の方々は、日本政府や各地の地方自治体に期待を寄せられているようですが、一般論として私費留学生も含めて留学生は日本での留学資金を十分保有しているということで来日しているはずなので、行政が関わる場合は支援の目的、意義が問われることになり、行政の支援は限定された形になるかもしれません。私費留学生に関しては受け入れている日本語学校や専門学校、短大、大学が率先して行うべきだという論もあるのかもしれませんが、実際のところ、多くの日本語学校や専門学校は自校の留学生の対応で手一杯のようで、他校に在籍している留学生のトラブルや悩みに対応する余裕がほとんどないという状況のようです。

 その他の重要なこととして、ベトナム人私費留学生(、ネパール人私費留学生も?)は日本語学校で学習している時間だけでも相当の日本語学習時間勉強しているはずなのですが、そのわりにはそれほど日本語能力が伸びていない人が多い、という不思議な(?)現象があるようで、日本でベトナム人私費留学生の日本語学習、日本語補習のニーズがどのぐらいあるのか調査する必要があるかもしれないと考えています。本来は日本語学校や専門学校、大学の授業できちんと十分な日本語能力や専門的な能力や知見が身に付けられるのが理想だろうとは思っています。当社/当センターが把握している範囲でも、ベトナム人私費留学生に関しては、現状そのような理想的な状況とは相当かけ離れているのではないかと思われるので、解決の方向を見出すお手伝い、サポートができたら幸いであると思い、検討しています。

 別の問題として、日本の日本語学校に勤務されている複数の教師の方々のTwitter、ツイートを拝見すると、相当過酷な生活環境におかれているベトナム人私費留学生やネパール人私費留学生も少なくないようで、そのような人たちに対して何かできることはないのだろうのかということも考えているのですが、残念ですが考えが及ばず、それに関しては相当難しいのではないかと感じています。

 資金や場所がまかなえる、確保できるのであれば、当社/当センターのほうでも上記のような検討事項を実行に移したいとも思っているのですが、今年2月のエントリーでお知らせしていますように、当社/当センターは日本への私費留学が向かない人には勧めないという方針でやっていたことや偽造書類を用いた申請を行わないという原則でやっていたことのため、また、当社/当センターの実力不足のせいもあり、ベトナムの私費留学ブーム(の濁流?)にうまくのれずに、日本留学事業を休止することになってしまったこともあり、自社/自センター事業として行うのは困難な状況です。

 日本語教育業界内外の篤志家の方々や有志の方々、外国人留学生を支援、応援されたいという方々からご支援いただけるようでしたら、検討だけで終わらずに実現に踏み出せるかもしれません。もしご興味、ご関心をお持ちの方々がいらっしゃいましたら、当社/当センターのEmail:anhsaoinfo@gmail.comへご連絡いただければありがたく存じます。よろしくお願い申し上げます。まあ、当エントリーをお読みいただいている方々でそのような方々はなかなかいらっしゃらないかもしれないと思っていますが、思わずそのようなことを検討してみたくなったというぐらい、当社/当センターにとっては、今回の番組は興味深いものでした。

 最後になりますが、当エントリーが日本やベトナムで日本留学関連事業に関わっていらっしゃる方々、日本にいるベトナム人私費留学生のことにご関心をお持ちの方々、NHKの2017年12月5日放映の「クローズアップ現代+」の番組をご覧になった視聴者の方々、番組の制作に関わった方々のご参考になれば幸いです。

 よろしくお願いいたします。

関連情報

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4073/index.html
追いつめられる留学生 〜ベトナム人犯罪“急増”の裏側で〜

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171205/k10011247651000.html
日本語学校急増 5年で200校以上新設 背景に人手不足か

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20170228
当社/当センターのベトナムでの日本留学関連事業、一時休止のお知らせです

 当社/当センターの以前のエントリー、日本留学事業の一時休止のお知らせです。

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20160422
「国際貧困ビジネス」としての日本の日本語学校経営に関する一考察

 当社/当センターの以前のエントリーです。

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2015年、最近のベトナムからの日本留学の状況

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朝日新聞に日本の技能実習制度の建前が破綻しているのではないかという記事が掲載されているようです

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朝日新聞に日本の技能実習制度の建前が破綻しているのではないかという記事が掲載されているようです

Chúc mừng ngày nhà giáo!! 今日(11月20日ベトナムは「教師の日」というイベント・デーですね。ベトナムではお世話になっている/お世話になった教師にプレゼントを贈る習慣があるようです。みなさま、良い1日をお過ごしください。

 大変すみません、ベトナムの「教師の日」らしからぬトピックかもしれませんが、今日(2017年11月20日)の朝日新聞(東京版)紙版の1面、2面に掲載されている「『技能』海渡らぬ現実」、「『技能実習』建前に限界」と題された記事は、当社/当センターのブログ、エントリーをお読みいただいている方々にはぜひお読みいただきたいと思いまして、簡単にその記事をご紹介させていただきたいと思っています。

 朝日新聞社のウェブサイトでは、

http://www.asahi.com/articles/DA3S13236259.html
「技能」海渡らぬ現実

http://www.asahi.com/articles/DA3S13236212.html
技能実習」建前に限界 帰国者大半、関係ない職

という2本の記事に該当するようです。

 記事の1面(ウェブサイト上の記事では1本目の記事)には、イイダ靴下というベトナム人技能実習生を受け入れている会社、イイダ靴下という会社で以前「実習」していたもののベトナム帰国後(縫製業には就かず)日本語教師として活躍されているベトナム人の方が登場します。その記事によると、そのイイダ靴下で「実習」したベトナム人111人のうちベトナム帰国後縫製業の仕事をしているのは4名だけであり、(記事の2面の該当箇所も参照しますに)ベトナム帰国後に日本語教師をしている人が一番多い、とのことです。実はイイダ靴下で「実習」してベトナム帰国後縫製業の仕事をしている4名のうち、3名は昨年(2016年)イイダ靴下が合弁でつくった工場で働いている、ということも明かされています。イイダ靴下会長の飯田氏の『技術がベトナムに渡っていない』というコメントが紹介されています。

 2面(ウェブサイト上の記事では2本目の記事)に掲載されている記事では、そのイイダ靴下で「実習」したベトナム人のケースだけではなく、日本とベトナム両国の技能実習業界関係者の方々から、技能実習制度は発展途上国への技術移転が建前としてあるが、ベトナムでは帰国後に日本での「実習」がいかされていないケースが大半ではないか、という内容のコメントを引き出しているようです。

 さらに、その記事では、技能実習生の来日用件を満たすために実習生(候補)の経歴詐欺が常態化しており、極端な場合は実習生(候補)の経歴詐欺のために架空会社を設立することまで行われているようである、ということが書かれているようです。

 その他、記事には、日本政府の全額出資で日本国民の税金が投入された「外国人技能実習機構」という管轄団体が新設されたことも触れられており、技能実習の建前が形骸化しているようであれば税金投入の意義が問われるべきではないかという識者の方のご見解が取り上げられており、最後に、一連の取材記事のまとめとして、日本政府の場当たり的な外国人受け入れ政策を批判する論説が載せられているようです。

 日本、ベトナム両国の技能実習業界関係者の方々だけではなく、日本、ベトナム両国のビジネスや交流事業、日本語教育事業に関わられている方々にとっても必読の記事なのではないかと思い、やや端折った形ではありますが、記事の内容をご紹介させていただきました。

 詳しい記事の内容に関してましては、今日(2017年11月20日)の朝日新聞の記事をお読みいただければ幸いです。

 当エントリーがみなさまのご参考になれば幸いです。

 今後ともよろしくお願いいたします。

当社/当センターのブログ、関連エントリー

 当社/当センターのブログで日本の技能実習制度、ベトナム技能実習生(候補)のことを取り上げている主な関連エントリーは下記の通りです。

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20171025
とてもわかりにくい日本の介護職の技能実習生受け入れ制度

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20170925
2017年9月下旬時点の日本で介護職に就くことを希望するベトナム人へのサポート、フォロー事業の現状報告です

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20170620
日本で介護職に就くことを希望するベトナム人のサポート、フォローを行う準備をしています

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20170429
ベトナムから日本への介護職ベトナム人技能実習生受け入れの難しさ1

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20160913
介護の技能実習生として行けると思い込んで翻弄されるベトナム人のこと

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20140725
NHKの「クローズアップ現代」7月9日放映の番組に感じた違和感

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20131224
近年のベトナム技能実習生(研修生)派遣機関の動向の概要――主に日本語教育に関して

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日本語っぽいベトナム語ではほとんど言いたいことは伝わりません

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日本語っぽいベトナム語ではほとんど言いたいことは伝わりません

 どうしてなのかよくわかりませんが、日本で出版されている大半のベトナム語の教科書や参考書には日本語のカタカナがベトナム語のフレーズや言葉の上方や下方、または、隣のスペースにふられていることが多いようです。多くのベトナム語の教科書や参考書にふってあるカタカナをそのまま音声にした日本語(っぽいベトナム語)は、ベトナム人とコミュニケーションするときに通じるでしょうか、はたして役に立つことがあるのでしょうか。

 日本でベトナム語を学習されている方々は大変残念だと思われるかもしれませんが、多くの教科書や参考書でベトナム語のフレーズや言葉にふられている日本語のカタカナはほぼ役に立たないようであり、ベトナム語フレーズや言葉に添えられているカタカナを読み上げても、ほとんどの場合ベトナム人には理解してもらえないだろうと思われます。日本語っぽいベトナム語ではほとんど言いたいことは伝わりません。

 よく知られていることですが、少なからぬ日本人や日本語母語話者が話すあまりに日本語っぽい英語の発音は、英語の母語話者に伝わりにくい、なかなか伝わらない、ということがあるようです。日本語っぽい発音のベトナム語は、日本語っぽい発音の英語よりさらに伝わりにくいようであり、伝わらない確率がとても高いように思われます。

 ベトナム語の特徴の1つとして、母音が11種類(、または、数え方によっては12種類)あることが挙げられます。母音が5つしかない日本語を母語話者とする日本人(や日本語母語話者)にとって、日本語のカタカナ風発音でとらえることによりベトナム語の母音の判別がしにくくなり、かえって混乱してしまうということがあるのではないかと思われます。その他の点として、ベトナム語は6つの声調を持つ言語(ハノイベトナム北部で話されているベトナム北部の言葉を基本とする標準語の場合)であり、正しい声調で言葉や文を発音することはとても大切です。言うまでもないことなのですが、ベトナム語の声調を日本語のカタカナで表すことはできません。また、子音の種類も日本語より多いということがあり、日本語にはない音もあるようです。こと発音に関しては、ベトナム語の習得はけっして容易ではないのかもしれません。

 現在、当社/当センターの日本人スタッフは、日本でベトナム語を教えているベトナム人ベトナム語母語話者の教師の方々や日本でベトナム語を学習されている日本人や日本語母語話者の方々からお話をお聞きしているのですが、多くの場合、ベトナム語の教師をされている方々が学習されている方々の日本語っぽいベトナム語の発音を許容してしまっているようです。極端なケースでは、一部の教師の方々がご自分の教え方は棚上げされる一方で、「ほとんどの日本人は口が不器用だからベトナム語の学習には不向きだ」というような内容のことを明言されていたということさえありました。学習者の能力や技能の向上をはかるべく努力しなければならない教師の立場にあるにもかかわらず、大変残念なことだと感じてしまいました。

 当社/当センターでは、現在日本で教えている多くのベトナム語教師の方々が許容してしまっているようである日本語っぽいベトナム語の発音に対してはあまり極端な形での妥協をしないよう十分な注意を払いつつ、日本でのベトナム語学習でもそこそこ以上のベトナム語コミュニケーション能力が身に付き成果が挙がる(、そして、できるかぎり楽しく学べる)日本人向けに特化したベトナム語教育プログラムをつくろうと考えています。

 今後ともよろしくお願いいたします。

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ベトナム北部のサパで観光地化が進んでいるようです

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ベトナム北部のサパで観光地化が進んでいるようです

 ベトナム北部の中国国境と接するラオカイ省にサパ(Sa Pa)という小さな街があり、景色がとてもきれいな街、モン族やザオ族といった少数民族が居住する地域として知られています。サパはベトナムで最も高い山として知られるファンシーパン山ベトナム語は"Núi Phan Xi Păng")の登山口にもあたります。サパは標高1500メートル以上に位置することもあり、1年を通じて冷涼な気候で、毎年2、3回ほどに過ぎないようなのですが、冬には雪が降ることがあるようです。

 10数年前ぐらいまではサパの街も小ぢんまりとして街自体もなかなか趣のあるところであったようなのですが、観光地や避暑地として知られるようになってきて、サパでは市街が拡大しているようで、観光地化が進んでしまっているようです。下記の"Tuoi Tre"の英文記事はその様子を写真で紹介した記事です。

https://tuoitrenews.vn/news/lifestyle/20171024/mass-tourism-changes-vietnams-sa-pa/42228.html
Mass tourism changes Vietnam's Sa Pa

 実は、数か月前、当社/当センターの日本人スタッフも10数年ぶりにサパに行ってみたのですが、中心部からやや外れるといたるところに建設中の建物があり、お土産物屋や観光客向けのレストランが大幅に増えていて、あまりの変わりように驚かされました。

 サパの街の観光地化は、ある意味では、ベトナムドイモイ政策以降比較的順調に経済発展していることの証拠であると言えなくもないのですが、街の中心部にレストランやホテルを所有するベトナムの主要民族のキン族の人たち(の一部?)が外国人観光客やベトナム人観光客相手のビジネスで成功し経済発展の多大な恩恵を受けているようである一方で、自動車やバイクが行きかう埃っぽい道路を少数民族の人たちが徒歩でとぼとぼ歩いているのを見ると(少なくともサパの街周辺では)経済発展の効果はあまり平等に分配されていないのではないかとも思われされました。

当社/当センターの日本人スタッフが撮影した写真

 当社/当センターの日本人スタッフがサパで撮影した写真をご紹介します。


写真1 サパの街で見かけた少数民族の人たち


写真2 ホテルやレストランが並ぶサパの目抜き通り


写真3 サパの街で見かけた建設中の建物
 当社/当センターの日本人スタッフがサパを訪問したときは、サパの街は建設ラッシュのようで様々なところで建物の建設が行われていた他、ところどころで道路工事が行われていて、街中はやや埃っぽい感じさえしました。


写真4 サパの街のランドマーク的存在である教会(Nhà Thờ Đá)


写真5 教会前に止まっていた観光用電気自動車

当社/当センターまでお気軽にご連絡、お問い合わせください

 当社/当センターのホームページは

http://www.anhsao.org
アンサオ人材開発会社(Anh Sao co.,ltd)/のぞみ日本語センター

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とてもわかりにくい日本の介護職の技能実習生受け入れ制度

 Anh Sao Co.,ltd(アンサオ)/のぞみ日本語センターです。ベトナムの首都ハノイベトナム北部で翻訳・通訳、コンサルティング・リサーチ、教育・研修等のサービスをご提供しています。

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とてもわかりにくい日本の介護職の技能実習生受け入れ制度

 当社/当センターのウェブサイトやブログのエントリーでも複数回お伝えしていますように、昨年(2016年)秋、外国人の在留資格に「介護」を新設する等の改正が含まれる「出入国管理及び難民認定法入管法)」の改正法案が可決されました。その法改正により、日本で介護福祉士の資格を取得した外国人が日本で働けるようになるようになったというだけではなく、外国人技能実習生の実習できる分野に介護が加わることにもなるようで、今日(2017年10月25日)から数日後の今年(2017年)11月1日から開始される新しい外国人技能実習制度では対象職種に介護が加わることになっているようです。。

 現在、当社/当センターのほうでは介護の現場をより広範により深く知るために、できるかぎり東京都や東京都近隣で介護関連のお仕事に就いていらっしゃる日本人の方々にお話をお聞きするように努めているのですが、現場でお仕事されている介護職従事者の方々や介護養成校の関係者の方々にお話させていただいたかぎりでは、介護職に就いていらっしゃる方々の間でも、

の区別をする必要があるということが十分理解されていないようであるということがあるようです。そのことに加え、現時点で当社/当センターが知っている範囲では、特に日本での介護職の技能実習生受け入れ制度は、介護職に就いていらっしゃる方々だけではなく、介護施設の経営や管理をされている立場の方々や外国人実習生の監理組合の方々もかならずしも十分理解されていないようであるように把握しています。

 介護業界関係者の方々や技能実習生業界の方々の間でも十分理解されていないようである日本の介護職の技能実習生受け入れ制度はわかりにくく、当社/当センターのほうではそのようなわかりにくい日本の介護職の技能実習生受け入れ制度の説明に頭を悩ませてきたのですが、今日(2017年10月25日)の毎日新聞社の介護の外国人技能実習制度に関する解説記事

https://mainichi.jp/articles/20171025/ddm/016/100/028000c
介護の外国人技能実習 新制度で来春以降始動

は、業界関係者にとっても相当わかりにくい新しい制度をポイントを押さえつつ比較的わかりやすく説明しているように思われます(細かい点に関しては端折っているところや誤解をまねきかねないところはあるようですが)。当エントリーをお読みの方々はぜひ記事をご一読ください。

 当社/当センターのブログのエントリー、
http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20170429/
ベトナムから日本への介護職ベトナム人技能実習生受け入れの難しさ1
も、上記の解説記事をお読みいただいてから再度読み直していただければ十分ご理解いただけるのではないかと存じますが、いかがでしょうか。

 当エントリーが、日本の介護業界関係者の方々、介護職の技能実習生の送り出し・受け入れをされている方々、介護職の技能実習生(候補者)への日本語教育に関わっていらっしゃる方々にとって、多少なりともご参考になれば、幸いです。

 よろしくお願いいたします。

関連情報

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20170429/
ベトナムから日本への介護職ベトナム人技能実習生受け入れの難しさ1
 当社/当センターのブログ、エントリーです。介護職のベトナム人技能実習生受け入れのときに大きな課題、問題になりそうなことをまとめてあります。

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20170418/
日本での介護職を希望するベトナム人留学生受け入れの際注意すべきことは?
 当社/当センターのブログ、エントリーです。介護職のベトナム人留学生受け入れのときに注意したほうがよいと思われる点をまとめています。

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20170925/
2017年9月下旬時点の日本で介護職に就くことを希望するベトナム人へのサポート、フォロー事業の現状報告です

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20170620/
日本で介護職に就くことを希望するベトナム人のサポート、フォローを行う準備をしています

http://www.anhsao.org/AnhSaoNozomi_KaigonoNihongo.html
日本で介護職に就くことを希望するベトナム人留学生(候補)、介護職のベトナム人技能実習生への日本語サポート、関連サポート
 当社/当センターのサービスご提供のご案内です。大変すみません、現時点(2017年10月下旬の時点)では暫定的な状況で、適宜更新し、具体的な状況等をお伝えしたいと思っています。

当社/当センターまでお気軽にご連絡、お問い合わせください

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いちょう団地祭り2017に行ってきました

 Anh Sao Co.,ltd(アンサオ)/のぞみ日本語センターです。ベトナムの首都ハノイベトナム北部で翻訳・通訳、コンサルティング・リサーチ、教育・研修等のサービスをご提供しています。

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いちょう団地祭り2017に行ってきました

 2017年10月7日と8日の2日間、神奈川県のいちょう団地というところでお祭りが開催され、当社/当センターのスタッフも2日目の8日に行き、午前からお昼にかけてお祭りを楽しんできました。



 当エントリーをお読みのみなさま、いちょう団地をご存知でしょうか。いちょう団地のことをWWWの情報等で多少調べたので、まとめてみます。

 いちょう団地は神奈川県の横浜市泉区大和市にまたがる地域にある神奈川県最大の公営住宅です。2017年現在、80数棟あるようで、5階建ての低層の棟もあれば、十数階の高層の棟もあるようです。団地に挟まれるように境川という川が流れているのですが、その境川という川が横浜市大和市の市境になっているようです。

 いちょう団地は1971年に建てられたようで、当初は日本人居住者がほとんどを占めていたようです。1979年に日本政府がインドシナベトナムカンボジアラオス)難民の受け入れを行う場所として設立した大和定住促進センター(現在は存在していないようです)というところが近くにできたことにより、外国人住民の居住が進み、現在は約2割が外国人居住者である、とのことのようです。

 最寄り駅は小田急江ノ島線高座渋谷という駅で、駅から徒歩15分から20分ぐらいのようです。高座渋谷駅からの路線バス(1時間に1、2本前後)の他に、小田急江ノ島線長後駅相鉄線いずみ野駅東海道線戸塚駅から路線バスが運行されているようです(路線バスの運行本数はけっして多くないようですので、路線バスでいらっしゃる際は、バスの時刻表を調べておかれることをおすすめします)。



 毎年季節ごとにいちょう団地では多くのイベントが行われているようですが、その中でも毎年10月に行われるのが恒例になっているようである(いちょう)団地祭りは有名なようで、数多くのネット記事やブログで取り上げられているようです。以前から知ってはいたものの行く機会になかなか恵まれなかったのですが、今回当社/当センターのスタッフも行ってまいりました。2日目の8日午前からお昼の時間帯にお祭りの会場にいたのですが、盛況のようでした。

 今回のお祭りで当社/当センターのスタッフにとって印象的だったことは、屋台で買ったベトナム料理で"Bún thịt nướng"(焼肉入りブン)という料理がとてもおいしかったのに(料理をつくられた方々には大変失礼ながら)同じ屋台で買った"Phở bò"(牛肉入りフォー)はおいしくなかったことです。料理をつくられていたベトナム南部出身者のベトナム人方々は(いまだに)ベトナム北部の食文化のことはあまりご存知ないのかもしれない、もしかしたら現在でも北部とは断絶があるのかもしれない、と思わされてしまいました。

 イベント会場から少し離れたところでは、何組かの若いベトナム人のグループや日本人といっしょに行動するベトナム人グループを見かけました。

 団地に居住する外国人住民の子どもたちが、元気に走り回りながらおもちゃの鉄砲を撃ち続け、爆竹を鳴らしたような音がほぼ絶え間なく聞こえてくるということもあり、相当騒がしかった(良く言えば、とてもにぎやかだった)ように感じてしまいました。

 もっとも、お祭りの屋台で売られているベトナムカンボジアの食べ物だけではなく、そのような喧噪(賑やかさ)がまるでベトナムのどこかの街の道端にいるときのような錯覚を覚えさせてくれているように感じないでもありませんでしたが。

 お祭りの会場からやや離れて団地に添う道を歩いていたところ、"Thanh Ha"("Thanh Hà"でしょうか?)という看板のベトナム料理店兼食材店があり、店内は料理を食べる人たちや食材を買い求める人たちで混み合っていました。

 いちょう団地祭りの主催者の方々、関係者の方々、どうもありがとうございました。

当社/当センターの関係者が撮影した写真


写真1 いちょう団地祭りの屋台


写真2 いちょう団地祭りの獅子舞


写真3 いちょう団地祭り ステージ


写真4 いちょう団地祭り ベトナム料理の屋台


写真5 "Bún thịt nướng"(焼肉入りブン)


写真6 "Phở bò"(牛肉入りフォー)


写真7 焼きそば屋台
 ベトナム料理やカンボジア料理が軒並み500円であるにもかかわらず、日本人の方々が運営されている屋台では1パック100円で焼きそばを販売されていました。


写真8 いちょう団地祭り 横浜市のテント ゴミ収集などのお知らせ


写真9 いちょう小学校
 かつては1学年10クラス以上のクラスがあった時代もあったようですが、現在は小学校は他の小学校と統合され校舎としては使用されていないとのことのようで、この小学校は公民館的なスペースとして利用されているようです。


写真10 いちょう団地近くのベトナム料理店兼食材店Thanh Ha

関連情報

○いちょう団地に関して

http://blog.goo.ne.jp/nondemoblog/e/20b2a1674b30b40b41a5bd419c69934d
いちょう団地で富士見

http://haikai-yamato.blogspot.jp/2015/01/blog-post_31.html
いちょう団地 〜ニッポンの行く末がみえる件

http://tokyodeep.info/ichou-danchi/
いちょう団地

http://www.waseda.jp/sem-muranolt01/SR/S2014/S2014-kindaka.pdf
2014年度社会構築論系地域・都市論ゼミ2 ゼミ論文 多文化共生を促進する“繋がり”の位相と意義―いちょう団地多文化まちづくり工房による活動を通じて―

○いちょう団地住民の子息である外国人生徒、児童の教育・進学、その後に関して

http://www.obirin.ac.jp/la/ico/con-sotsuron/sotsuron2011/2011M-fukushima.pdf
ニューカマーの子どもの教育〜神奈川県いちょう団地における高校進学について〜

http://www.huffingtonpost.jp/2015/10/28/symbiosis-in-yokohama_n_8406106.html
クラスの半数以上が「外国につながる」児童 共生進む横浜いちょう団地【ルポ】
 2015年11月に掲載されたようです。

http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2014-06/11.html
ふるさとは“いちょう団地” ―地域で生きる新世代外国人―

http://www.cinemacafe.net/article/2014/06/11/23972.html
ハートネットTV
 2014年6月11日の20:00〜20:30に放映されたようです。

○いちょう団地祭り 2017年のお知らせ

http://www.kifjp.org/kcns/news/7337/
いちょう団地の「団地祭り」(2017年)が開催されます。

 公益財団法人かながわ国際交流財団によるものです。

http://www.yamato-kokusai.or.jp/new_etc/5029
いちょう団地祭り2017★10月7日(土)〜10月8日(日)★

 公益財団法人大和市国際化協会によるものです。

○以前のいちょう団地祭りレポート

 以前のいちょう団地祭りに参加された方々が書かれているエントリーや記事をいくつかご紹介いたします。

http://taputapu.info/kanagawaken/yamato/10080/
高座渋谷の「いちょう団地祭り2016」でバインミー

http://colorful2.blog.jp/archives/1043629881.html
いちょう団地祭りに行ってきた

http://kimcafe.exblog.jp/26026030/
いちょう団地まつりでインドシナ3国巡りをしちゃった

http://sorasu2.blogspot.jp/2016/10/2016.html
いちょう団地祭り2016@大和いちょう団地 「今年のいちょう団地祭りはベトナム色強し!絶品レバペ出会うの巻」

http://sorasu2.blogspot.jp/2015/10/blog-post_10.html
いちょう団地祭り@大和いちょう団地 「楽しすぎる!来年は本腰入れます!w」

http://tokyodeep.info/ichou-danchi-festival/
いちょう団地まつり

http://skyline25gtturbo.blog39.fc2.com/blog-entry-216.html
いちょう団地まつり

https://ameblo.jp/yoko-asia2004/entry-11934894874.html
いちょう団地祭り2014★やまと世界料理の屋台村2014

http://churaumiyume.at.webry.info/201210/article_2.html
いちょう団地のお祭りでベトナムご飯♪

https://ameblo.jp/yukodaimon/entry-11373285220.html
横浜市泉区上飯田の【いちょう団地祭り】(*'-')♪

http://pni.shakyo-iy.or.jp/chiiki_act/310/tabunka/1210/1006_07.html
いちょう団地・多文化まつり  
ますます国際色豊かに・・
来年はどうなるかな?

http://pni.shakyo-iy.or.jp/chiiki_act/310/tabunka/1010/festa.html
外国人居住者が多い『いちょう団地』  
団地まつり (2日)お子さんからの声援がうれしかった!
(3日) いちょう団地から世界平和を!

http://www.city.yokohama.lg.jp/izumi/02suishin/01kouhou/izumikuban/h25kouyoko/11-25/h2511-2tiiki.html
今月はいちょう団地地区の活動を紹介します
 『、、最大のイベントは毎年10月に実施する「団地まつり」です。全住民の協力を得て、2日間にわたり山車、神輿、中国獅子舞、模擬店、フリーマーケットや自慢の作品の展示などを実施しています。この時ばかりは、団地内は国際色豊かな雰囲気になります。』とあるのですが、ふだんは意外とそうでもないということなのでしょうか。『この時ばかりは、、』とあるところが気になります。

○いちょう団地近くのベトナム料理店Thanh Ha

http://hamarepo.com/story.php?story_id=3147
横浜市大和市にまたがる公営住宅いちょう団地は居住者の2割が外国籍。タンハーは超入りにくいが本格的なベトナム料理が格安で味わえる店だった!
 いちょう団地の管理を行っている神奈川県住宅営繕事務所にも取材されたようです。

https://ameblo.jp/zakka-bananaboat/entry-12282292115.html
初いちょう団地

https://ameblo.jp/yaeko-s/entry-12281587223.html

いちょう団地タンハーベトナム

https://4travel.jp/travelogue/11118970

神奈川県いちょう団地で、ベトナム飯を楽しむ休日

http://sekaigohan.hatenablog.jp/entry/2014/04/12/003751
第4回『世界のご飯を食べる会 in ベトナム』いちょう団地にて

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