ベトナム北部のサパで観光地化が進んでいるようです
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ベトナム北部のサパで観光地化が進んでいるようです
ベトナム北部の中国国境と接するラオカイ省にサパ(Sa Pa)という小さな街があり、景色がとてもきれいな街、モン族やザオ族といった少数民族が居住する地域として知られています。サパはベトナムで最も高い山として知られるファンシーパン山(ベトナム語は"Núi Phan Xi Păng")の登山口にもあたります。サパは標高1500メートル以上に位置することもあり、1年を通じて冷涼な気候で、毎年2、3回ほどに過ぎないようなのですが、冬には雪が降ることがあるようです。
10数年前ぐらいまではサパの街も小ぢんまりとして街自体もなかなか趣のあるところであったようなのですが、観光地や避暑地として知られるようになってきて、サパでは市街が拡大しているようで、観光地化が進んでしまっているようです。下記の"Tuoi Tre"の英文記事はその様子を写真で紹介した記事です。
https://tuoitrenews.vn/news/lifestyle/20171024/mass-tourism-changes-vietnams-sa-pa/42228.html
Mass tourism changes Vietnam's Sa Pa
実は、数か月前、当社/当センターの日本人スタッフも10数年ぶりにサパに行ってみたのですが、中心部からやや外れるといたるところに建設中の建物があり、お土産物屋や観光客向けのレストランが大幅に増えていて、あまりの変わりように驚かされました。
サパの街の観光地化は、ある意味では、ベトナムがドイモイ政策以降比較的順調に経済発展していることの証拠であると言えなくもないのですが、街の中心部にレストランやホテルを所有するベトナムの主要民族のキン族の人たち(の一部?)が外国人観光客やベトナム人観光客相手のビジネスで成功し経済発展の多大な恩恵を受けているようである一方で、自動車やバイクが行きかう埃っぽい道路を少数民族の人たちが徒歩でとぼとぼ歩いているのを見ると(少なくともサパの街周辺では)経済発展の効果はあまり平等に分配されていないのではないかとも思われされました。
当社/当センターの日本人スタッフが撮影した写真
当社/当センターの日本人スタッフがサパで撮影した写真をご紹介します。
写真1 サパの街で見かけた少数民族の人たち
写真3 サパの街で見かけた建設中の建物
当社/当センターの日本人スタッフがサパを訪問したときは、サパの街は建設ラッシュのようで様々なところで建物の建設が行われていた他、ところどころで道路工事が行われていて、街中はやや埃っぽい感じさえしました。
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