在ベトナム日本国大使館が悪質な日本留学エージェント名を公表したようです
Anh Sao Co.,ltd(アンサオ)/のぞみ日本語センターです。ベトナムの首都ハノイ、ベトナム北部で翻訳・通訳、コンサルティング・リサーチ、教育・研修等のサービスをご提供しています。
当社/当センターのホームページは
http://www.anhsao.org
アンサオ人材開発会社(Anh Sao co.,ltd)/のぞみ日本語センター
です。よろしくお願いいたします。
在ベトナム日本国大使館が悪質な日本留学エージェント名を公表したようです
当社/当センターは在ベトナム日本国大使館(や領事館)のベトナム人の私費留学に関するご対応は数年は遅れているように思えてならないのですが、数日前に、在ベトナム日本国大使館が悪質だと判断した日本留学エージェントを公表し、一定期間その留学エージェントが申請を行うことを禁じるという措置を行うようです。
https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/c_000321.html
留学斡旋機関(業者)による留学査証の申請について(2018年9月28日)
下記がその留学エージェントのリストです。
https://www.vn.emb-japan.go.jp/files/000403616.pdf
代理申請の受付を停止する留学斡旋機関(業者)リスト
昨日(2018年9月30日)のNHKニュースでも取り上げられていたようです。下記の記事になります。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180930/k10011650091000.html
留学生が急増 ベトナムの日本大使館が悪質あっせん業者排除
実は、当社/当センターが当ブログでベトナムの悪質な日本留学エージェントのことに関して注意喚起を行ったのは2011年、2012年のことでした。下記のエントリーです。
http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20110812
ベトナムの一部の留学センター/留学斡旋会社が行っている疑わしい宣伝行為
http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20120330
最近数年間のベトナム、ハノイの日本留学斡旋会社/留学センターの動向
下記のエントリーやツイッターなどのSNSを通じて様々な方々にお知らせする他に、一般財団法人国際教育交流フォーラム(IEEF)理事長の堀江学氏に適宜当社/当センターが収集した情報をお伝えしご協力をお願いすること、日本の日本語学校業界関係者の方々に様々な情報をお知らせし日本語学校業界としてより良い形でベトナム人私費留学生受け入れをしていただける要請すること等々によりできるかぎりの努力はしていました。
ベトナム人私費留学生が顕著な形で急増したのは、2012年、2013年からのようなのですが、その当時、在ベトナム日本国大使館や領事館は何の注意喚起や警告も発していませんでしたし、2012年、2013年当時は、ごく一部の大使館職員の方(々)を除き、大使館関係者の方々や領事館関係者の方々でベトナムの日本留学エージェント業界の実態を把握されていて懸念を示されていた方々はほぼ皆無だったのではないかと思われます。
ちなみに、当社/当センターが把握している範囲では、在ベトナム日本国大使館の注意喚起が行われるようになったのは、2014年8月のようです(もしかしたら、当社/当センターが気づかなかっただけで、2014年8月より1、2か月前にお知らせが掲載されていた可能性はあります)。下記のエントリーもご参照ください。
http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20140831
在ベトナム日本大使館がベトナム人日本留学希望者へ注意を呼びかけています
先ほど申し上げたように、在ベトナム日本国大使館(や領事館)のベトナム人の私費留学に関するご対応は数年の遅れがあるように思われ、遅きに逸したのではないかということはありますが、その点をとりあえず棚上げするなら、今回のように在ベトナム日本国大使館(や領事館)が率先して悪質な日本留学エージェントに対して厳しいご対応をされたことは良いことだと思いますし、今回だけで終わらず、今後も日本留学エージェント、特に1年間に数百名、千名を超える私費留学生を日本の日本語学校に紹介している大手日本留学エージェント、のチェック、調査を継続的に行い、場合によっては今回のような厳しい措置を取っていただきたいと思っております。
在ベトナム日本国大使館(や領事館)に今回のようなご対応いただいたこと、6、7年前から当社/当センターが様々な方々に様々な形でお伝えしてきたことやお知らせしてきたことがまったくの無駄というわけではなかったように思い、感慨深いものがあります。
なお、当社/当センターは、下記のエントリー
http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20170228
当社/当センターのベトナムでの日本留学関連事業、一時休止のお知らせです
等でもお知らせしているように、2017年以降、日本留学関連事業を休止しています。
よろしくお願いいたします。
関連情報・関連情報
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180930/k10011650091000.html
留学生が急増 ベトナムの日本大使館が悪質あっせん業者排除
上記のニュースの記事、(おそらくNHKのウェブサイトから数か月後に削除されてしまうのではないかと思われますので、)下記にニュースの本文を全文引用するとともに、数点コメントを加えておきます。
ベトナムでは日本への留学生の急増に伴って、悪質なビザ申請を行うあっせん業者が増えていることから、現地の日本大使館は特に悪質な業者の申請を受け付けないことを決めました。
日本国内の日本語学校などで学ぶベトナム人留学生は、ことし6月末現在で8万人余りと、5年前の4倍近くに急増しています。ただ、現地のあっせん業者の中には「日本で学びながらアルバイトをすれば、数十万円稼げる」などと誤った説明をして、留学希望者を集めている業者が少なくないのが実態です。
ベトナムの首都ハノイにある日本大使館は、こうした悪質な業者を排除しようと、去年からビザの申請者本人に対する面接を実施しています。
この中には、留学に必要な日本語能力の証明書を提出しているにもかかわらず、全く日本語が話せなかったり、渡航の目的について「働きに行きます」と答えたりする申請者が全体の1割から2割に上っているということです。
このため大使館では、こうした事例が去年から何度も続いている12の業者を特に悪質な業者として大使館のホームページ上に公表し、来月から半年間、ビザの申請を受け付けないことを決めました。
ベトナム人留学生の中には、日本で働くことを見込んで多額の借金をして来日する若者も多く、窃盗などの犯罪に手を染めるケースもあることから、日本大使館ではベトナム当局とも連携しながら悪質な業者の排除に努めたいとしています。
上記のNHKニュースに関するコメントです。
- 『日本国内の日本語学校などで学ぶベトナム人留学生は、ことし6月末現在で8万人余りと、5年前の4倍近くに急増しています。』とあるようですが、いつごろから日本の日本語学校に留学するベトナム人私費留学生が急増したのかをきちんと押さえていないのではないかという印象を持ちました(もしそのようなデータをきちんと押さえているのであれば、上記に引用した箇所のように曖昧な記述にはならないのではないかと考えています)。
- 『現地のあっせん業者の中には「日本で学びながらアルバイトをすれば、数十万円稼げる」などと誤った説明をして、留学希望者を集めている業者が少なくないのが実態です。』とあるのですが、NHKの記者の方々はどのぐらい実態について調べられているのでしょうか。現時点(2018年の時点)で当社/当センターが把握している範囲では、「日本で学びながらアルバイトをすれば、数十万円稼げる」と露骨に宣伝している日本留学エージェントは数年前と比べ割合的には減少しているように思われますし、実際の数としても減少している可能性があるのではないかと思われます。
- 『留学に必要な日本語能力の証明書を提出しているにもかかわらず、全く日本語が話せなかったり、渡航の目的について「働きに行きます」と答えたりする申請者が全体の1割から2割に上っているということです。』に関して、日本語能力試験やその他の日本語試験が適正に行われているのかということに関してもNHKは取材や調査を行っていないのではないかと思いました。数年前に当社/当センターが調査したところによると、日本語能力試験やその他の日本語試験がでカンニングや不正行為を行うベトナム人が少なからずいる(ようである)こと、ベトナムで実施されている日本語能力試験(JLPT)以外の日本語試験の一部で試験の実施団体が試験の点数が合格点に満たないにもかかわらず合格証書が発行されているケースが少なからずある(ようである)ことが判明しています。
- どうでもいいことで申しわけないのですが、「ことし」はどうして漢字で「今年」と表記しないのか不思議に思います。NHKのルールなのでしょうか。
当エントリーの最後になりますが、当社/当センターがご面識がある日本の日本語学校関係者の方々から、在ベトナム日本国大使館が行っている日本語面接で、実際はそれなりの日本語能力、または、そこそこ以上の日本語能力を持っていると思われるベトナム人(少なくとも、日本語能力試験や相応の日本語試験のN5レベルやN4レベルに十分合格でき、相応のコミュニケーション能力もあると思われる、とのことです)が、面接時に極度の緊張のためほとんど日本語の質問に答えられず、在ベトナム日本国大使館の面接で不合格になり、日本に私費留学できなくなってしまうというケースが少なくとも数ケースはある、とのことのようです。
当社/当センターがご面識がある日本の日本語学校関係者の方々からは、そのような場合、日本語の面接を再度行ってもらえるようにお願いしているのだが、在ベトナム日本国大使館の職員の方々からご対応らしきご対応をしていただけずにとても困っている(、または、とても困った)、というようなことをお聞きしています。
もし在ベトナム日本国大使館関係者の方々や領事館関係者の方々で当エントリーをご覧いただいている方(々)がいらっしゃるようでしたら、その点に関して早急に改善をお願いしたいと思っています。お手数をおかけしてしまい恐縮ですが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
当社/当センターまでお気軽にご連絡、お問い合わせください
当社/当センターのホームページは
http://www.anhsao.org
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です。
ご連絡は当社/当センターのEmail:anhsaoinfo@gmail.comへよろしくお願いいたします。
今後とも当社/当センターをよろしくお願いいたします。