ベトナム人留学生による不法就労事件で学校関係者が逮捕

 Anh Sao Co.,ltd(アンサオ)/のぞみ日本語センターです。ベトナムの首都ハノイベトナム北部で翻訳・通訳、コンサルティング・リサーチ、教育・研修等のサービスをご提供しています。

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http://www.anhsao.org
アンサオ人材開発会社(Anh Sao co.,ltd)/のぞみ日本語センター

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ベトナム人留学生による不法就労事件で学校関係者が逮捕

 現在、当社/当センターのほうでは日本留学関連事業を再スタートしているもので、申し上げにくい面がございますが、ベトナムから日本への留学斡旋の現状、日本へ行ってからのベトナム人留学生の動向に関しては危うい面も少なからずあるのではないかと心配しております。

 2012年12月3日の中日新聞のニュース記事(12月15日に確認したところ、大変残念ですが、リンク先の記事はすでに削除されています)、

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012120390145108.html
専門学校役員を逮捕 留学生の不法就労ほう助容疑

によりますと、

 ベトナム人留学生による不法就労事件で、愛知県警は3日、入管難民法違反(資格外活動ほう助)の疑いで、「学校法人大岡学園 安城文化服装専門学校」(愛知県安城市大東町)の法人役員大岡正明容疑者(56)=同県知立市西丘町=を逮捕した。学校法人関係者が、留学生の不法就労を手助けしたとして逮捕されるのは全国初とみられる。

という報道があったようです。

 当社/当センターのほうでは、逮捕されたベトナム人留学生は資格外活動のことをあまりよくわかっておらず、そして、専門学校の関係者と勤務先の会社の関係者のほうも資格外活動に関して理解が乏しいために発生した事件ではないだろうか、と推測しておりましたが、どうも事情は異なるようです。

 2012年12月4日の日本経済新聞のニュース記事、

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFD03013_T01C12A2CN8000/
専門学校事務長を逮捕 愛知県警、不法就労ほう助の疑い

では、

 逮捕容疑は、留学の在留資格だった25歳と27歳のベトナム人の男2人=入管難民法違反罪で起訴=が、不法就労していることを知りながら、2人が入管当局に在留期間の更新を申請する際、事実と異なる出席実態や成績を証明する書類を作成した疑い。

 同署によると、2人は出席を取るときだけ在校し、週50時間前後は自動車工場で働いていたという。10月の時点で同校には約60人の留学生がいたが、実際はほとんどが授業を受けていなかった可能性があるという。同署は学生数の確保が目的だったとみて、組織的な関与などを調べている。

とあり、不法就労を知りながら出席や成績に関して偽造の書類を作成していたということで、逮捕されたようです。

 上記の事件について、東海地方で長らく日本語学校をマネージメントされている方にお問い合わせしたところ、日本経済新聞の記事に書いてあることはほぼ間違いないということのようで、また、そのようなニュースを1か月ほど前から耳にしていたということでした。

 アパレル、縫製の実際の生産業務がもっぱら中国やベトナムで行われるようになって、服飾関連の専門学校の経営が非常に厳しいところまできているということは理解できますが、学生の確保のために出席や成績の書類偽造までしなければならないということは、まさしく本末転倒なのではないかと思わされました。大変残念なニュースです。

日本語学校の関係者の方々、専門学校の関係者の方々、焦らず慎重に確実に

 当社/当センターではそのようなことは行うつもりはございませんが、ベトナムから日本への留学斡旋の募集では、「アルバイトで1か月1500USD稼げます」、「留学しながらアルバイトで1か月1500USD稼ぎましょう」というような(半ば以上虚偽の)広告で留学生を募集することが常態化しつつあります。

 昨年(2011年)のエントリー、

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20110812
ベトナムの一部の留学センター/留学斡旋会社が行っている疑わしい宣伝行為

でも、ほぼ同様の指摘をしましたが、当社/当センターが危惧しているのは、そのような留学生募集方法が、日本のことにほとんど興味がない(持てない)が高収入の割の良い仕事を探しているというだけの若いベトナム人、学校卒業後に行き場を見失っている若いベトナム人を数多く引きつけてしまうことです(もちろん、そういうベトナム人の中にも日本留学をきっかけにまじめに勉学やその後の仕事に取り組む人も少なからずいるとは思いますが)。

 当センターがご協力させていただいている日本の日本語学校からご提供いただいた情報によりますと、2013年1月期のベトナムからの申請者数は1000人前後で、同時期の中国からの申請者数に迫る勢いであったということをお聞きしております。当社/当センターでも日本留学関連事業をしているもので、このようなことを申し上げたくありませんが、一部のベトナム人留学希望者、ベトナム人留学生は上段の指摘に該当する可能性があるのではないかと思っております。

 日本語学校の関係者の方々、専門学校の関係者の方々、焦らず慎重に確実にベトナムからの留学事業を進められることを、そして、ベトナムではそのような動きがあるということを周囲の関係者の方々にもお知らせいただければ、と思っております。

 何かございましたら、当社/当センターの日本人担当者までご連絡ください。当社/当センターへのご連絡は当社/当センターの
Email:anhsaoinfo@gmail.com
までお問い合わせ、ご連絡ください。

関連情報

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20110812
ベトナムの一部の留学センター/留学斡旋会社が行っている疑わしい宣伝行為

http://d.hatena.ne.jp/anhsao/20120330
最近数年間のベトナムハノイの日本留学斡旋会社/留学センターの動向

 当社/当センターの日本留学関連情報をお知らせするTwitterアカウント、
http://twitter.com/duhocnozomi/
のぞみ日本留学センター
では、ベトナムでの日本留学に関する情報や最新の動向などをお知らせする予定です。

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 ご連絡は当社/当センターのEmail:anhsaoinfo@gmail.comへよろしくお願いいたします。

 今後とも当社/当センターをよろしくお願いいたします。