ベトナム人の日本語学習者にとって漢越語の知識を持っていることはどのぐらいメリットになるのでしょうか

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ベトナム人の日本語学習者にとって漢越語の知識を持っていることはどのぐらいメリットになるのでしょうか

 ご存知のように、現代ベトナム語はローマ字と類似の文字を使用して表記されています。現代ベトナム語は表記としては漢字を使用しませんが、実際のところは、ベトナム語には漢語からの借用語がたくさんあり、そのような漢語は漢越語と呼ばれているようです。

 ベトナム人の日本語学習者にとって漢越語の知識を持っていることはどのぐらいメリットになるでしょうか。「ベトナム人にとって漢越語の知識を持っていることは日本語(の漢字)学習にどの程度有利に働くか」というテーマの論文が国際交流基金のウェブサイト(http://www.jpf.go.jp/)で公開されており、興味深く読ませていただきました。

 PDFファイルで、以下のURLで公開されています。

http://www.jpf.go.jp/j/japanese/survey/globe/18/02.pdf
ベトナム語母語話者にとって漢越語知識は日本語学習にどの程度有利に働くか―日越漢字語の一致度に基づく分析―

 日越両言語の漢字熟語を比較の対象として考察している上記の論文によると、初級レベルの語彙においては日本の漢字熟語と漢越語の意味の一致率は低いものの、中級以降に学習する漢字では日本の漢字熟語と漢越語の熟語の意味の一致率は高まり、日本語能力試験2級(現行試験では「N2」)レベル、日本語能力試験1級(現行試験では「N1」)レベルの漢字熟語では過半数にも達する、ということのようです。そのような日本の漢字と漢越語の意味の一致や類似は、ベトナム人日本語学習者による漢字語彙の習得を容易にするものと考えられる、ということのようです。

 上記の論文の考察の範囲からは外れますが、日本人の中級レベル以上のベトナム語学習者も、日本の漢字熟語と漢越語の意味の一致や類似を活用して学習することが可能なのではないでしょうか。

 公開されて少なからぬ年数が経ちご存知の方々も少なくないのではないかとは存じますが、大変興味深い論文のように思われたので、当社/当センターのブログでもご紹介させていただきます。当エントリーをご覧いただいているみなさまのご参考になれば幸いです。 

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