ベトナムで4級レベルの日本語能力を身に付けさせるメリット

 Anh Sao Co.,ltd(アンサオ)/のぞみ日本語センターです。ベトナムハノイで翻訳・通訳、リサーチ・調査、教育・研修等のサービスを提供しています。

 当社/当センターのホームページは

http://www.anhsao.org

アンサオ人材開発会社(Anh Sao co.,ltd)/のぞみ日本語センター

です。
 当社/当センターは日本語企業研修もお引き受けします。2008年5月〜7月の期間、4級レベル目標コース(企業研修)はプロモーションを行っています。お気軽にご連絡、お問い合わせください。

日本語能力試験4級レベルの日本語能力で何ができる?

 4級レベルの日本語能力というのはどのくらいでしょうか。
 日本語能力試験は1級から4級に分かれています。それぞれの級の認定基準は、以前にもご紹介した

http://momo.jpf.go.jp/jlpt/j/about.html

日本語能力試験について

をご覧ください。4級の認定基準を見ますと、

初歩的な文法・漢字(100字程度)・語彙(800語程度)を習得し、簡単な会話ができ、平易な文、又は短い文章が読み書きできる能力(日本語を150時間程度学習し、初級日本語コース前半を修了したレベル)

(引用者注:引用に当たって、ふりがなを省略しました)

とあります。
 「何だ、大したことがないではないか」と思わないでください。日本語能力試験4級レベルの語彙力、文法力、会話力があれば、よく使う専門用語や表現を多少覚えるだけで、日本人と仕事の話も含むかなりいろいろなやりとりができるようになります。特に工場で生産管理を行う日本人、ベトナム人スタッフとの英語(ベトナム語)でのコミュニケーションは苦手という日本人の方々には朗報かと思いますが、いかがでしょうか。

日本語能力試験4級レベルを身に付けるのに必要な時間

 日本語能力試験4級レベルは、初級教科書のほぼ半分までの学習内容を理解し使用できる能力です。例えば、ベトナムでも最もよく使われている『みんなの日本語1』ですと、漢字学習を含めて25課で200時間前後、試験を受ける場合は試験対策時間が少々必要となります。

 『新日本語の基礎1』を教科書にした場合、漢字学習を含めて25課で175時間前後、試験を受ける場合はやはり試験対策時間を設ける必要があります。4級の試験対策時間数ですが、『新日本語の基礎1』を教科書にした場合、『みんなの日本語1』を教科書にした場合に比べてやや増加します。

 上記に引用した日本語能力試験4級の認定基準では『日本語を150時間程度学習』とありますが、日本での日本語学習を基準にしているように思われます。日本での日本語学習と異なり、ベトナムでの日本語学習環境では学習者はいつも日本語に接しているわけではないので、多少多めの学習時間を設定したほうがうまくいくようです。
 もちろん、研修を委託される会社や受講される方々のご要望や状況に応じて、ある程度進度を速めること(または、遅くすること)は可能です。

4級レベル日本語企業研修を本当の意味で成功させるためには

 4級レベル日本語企業研修が本当の意味で効果をもたらすために、研修が会社のパフォーマンスを上げるために、どのようなことが必要でしょうか。

 例えば、日本語企業研修が行われた後、日本人と話すチャンスが長期間なければ、せっかく身に付けた日本語能力もガタガタになってしまうと思います。そうならないためにはどうしたらいいでしょうか。

 繰り返しますが、日本語能力試験4級レベルの語彙力、文法力、会話力があれば、後はよく使う専門用語や表現を覚えるだけで、日本人と仕事の話も含むかなりいろいろなやりとりができるようになります。

 ただし、そのためには欠かせないことがあります。

 日本語学習後に日本語能力の維持する、または、向上させるために

  • 日本語を用いてふだんから仕事を行う職場環境
  • 日本人側からの会話能力の配慮

が必要なのです。

 日本語を使わなければ身に付けた日本語能力も錆びついてしまいますので、ふだんから日本語を用いて仕事を行う職場環境作りに取り組む必要があります。日本語を用いてふだんから仕事する職場環境と日本語企業研修とはセットでとらえるべきではないかと思います。

 それとともに、日本語を学習した人の日本語能力に応じた質問のしかたや話し方を日本人側が意識することも大事なポイントです。日本語能力の維持、向上をベトナム人に求めるだけでなく、これからは日本人のほうも国際語としての日本語でのコミュニケーションを意識し、注意を払わなければならないのではないでしょうか。

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