ベトナムでシャドーイングを日本語教育にいかすには?

anhsao2008-04-20


 AnhSao Co.,ltd(アンサオ)/のぞみ日本語センターです。ベトナムハノイで翻訳・通訳、リサーチ・調査、教育・研修等のサービスを提供しています。

 当社/当センターのホームページは

http://www.anhsao.org

アンサオ人材開発会社(Anh Sao co.,ltd)/のぞみ日本語センター

です。
 よろしくお願いいたします。

シャドーイングとは?

 シャドーイングということばを聞いたことがありますか。ご存知ですか。
 シャドーイングというのは聞きとった音声のすぐ後を追いかけるようにくりかえす練習方法で、聞き取った音声に影のようについていくことからShadowing(シャドーイング)と呼ばれています。元々は通訳者養成のために開発された方法のようですが、最近は外国語(第二言語)学習にも有効であることが実証されつつあるようで脚光を浴びています。
 VJCCハノイで行われる日本語教育セミナーでシャドーイングが取り上げられるということで、参加してきました。

日本語初級学習者向けシャドーイング活用方法―ハノイ日本語教育セミナー

 今回のセミナーは

「やってみようシャドーイング −理論と教授活動への導入−」

というタイトルで、おおよその内容は

 シャドーイングの紹介、理論の解説、日本語初級学習者へのシャドーイング導入例

でした。
 シャドーイングは通訳者養成、中上級学習者にも使える方法だと思いますが、今回は特に初級学習者の発音教育、学習支援に焦点をあてた発表のようで、日本語初級学習者の発音を良くするためのシャドーイング活用方法が実際の導入例とともに説明されていました。
 当社/当センターでも初級学習者の発音の教育、自習支援をどうすべきかを考えているところだったので、とても参考になりました。当社/当センターの日本語教育にもできるかぎり早期に取り入れたいと思います。

第17回ハノイ日本語教育セミナー

 この日のセミナー、第17回ハノイ日本語教育セミナーは

  1. 「やってみようシャドーイング −理論と教授活動への導入−」
    シャドーイングの紹介、理論の解説、初級日本語教育への導入例
  2. 帰国報告会
    国際交流基金の研修を受けてきた日本語教師の方々による報告

に分かれていました。

 国際交流基金の研修を受けられるのは、多くの場合、外国人教師(より正確に言いますと、「日本国以外に在住する日本人母語話者ではない日本語教師」になるのでしょうか?)ですが、今回は在外邦人日本語教師研修に参加された方の発表があったのが例年とは異なるところでした。

参考リンク

http://www.vjcc.org.vn/
ベトナム日本人材協力センター(VJCC)

 セミナーの配布資料等に関してはVJCCへ直接お問い合わせ、ご連絡ください。