ハノイ日本語教育セミナーに参加しました
Anh Sao Co.,ltd(アンサオ)/のぞみ日本語センターです。ベトナムのハノイで翻訳・通訳、コンサルティング・リサーチ、教育・研修等のサービスをご提供しています。
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http://www.anhsao.org
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ハノイ日本語教育セミナーに参加しました
2010年12月19日、VJCCハノイでハノイ日本語教育セミナーが行われました。当社/当センターのスタッフも参加させていただきました。
(以下、当社/当センターのスタッフによるまとめです。)
セミナーのテーマは「コミュニケーションを意識した授業を考える−JF日本語教育スタンダードを利用して−」というものでした。国際交流基金の日本人講師の方のお話は、JF日本語教育スタンダードの概要紹介がメインでした。
JF日本語教育スタンダードは、ヨーロッパのCEFRという言語教育基準を参考に作成された日本語教育基準のようです(ただし、日本語教育の基準であるにもかかわらず、漢字教育や文字教育の基準に関してはまったくと言っていいほど言及がなかったのは不思議でしたが)。
CEFRにならって、JF日本語教育スタンダードでも日本語レベルを6つの熟達度に分けていて、それぞれのレベルに応じた具体的な言語使用能力を「Can-do」というリストにまとめている、ということのようです。
JF日本語教育スタンダードの概要紹介後の残り時間で、A2というレベルの「Can-do」を参考にしつつ『みんなの日本語1』第16課の練習Cを活用した談話と談話が使用される場面を考えてみる、というようなことを行いました。
質疑応答の時間では、参加者の日本語教師の方から漢字学習についての質問がありましたが、「現場で考えていただく」という内容のご回答でした。いただいた資料の中にもJF日本語教育スタンダードで漢字学習に関しては記載がないようであり、今回のセミナーのような貴重な機会においても国際交流基金の専門家の方々の明確なお考えをおうかがいできなくて、大変残念に思いました。
最後に、ハノイ国家外国語大学のベトナム人講師による「中学高校で日本語を学んできた学習者の日本語の会話レベルを測るテストをJFスタンダードを基に開発した研究」というタイトルの発表がありました。
国際交流基金が発行したJF日本語教育スタンダードに関する2冊の冊子をいただきました。
今回のセミナーでは、発表資料と配布資料は日本語の資料だけではなくベトナム語版のものも用意されていて(すべての資料にベトナム語版は用意されていませんでしたが)、その点はとても良かったと思いました。
(当社/当センターのスタッフによるまとめです)。
セミナーに参加させていただいて感謝しております。関係者の方々、ありがとうございました。
関連情報
JF日本語教育スタンダード
http://www3.grips.ac.jp/~jlc/files/ronshu2010/Hong .pdf
「JF日本語教育スタンダードに基づく日本語会話テストの開発」
ハノイ国家外国語大学のベトナム人講師による発表の関連論文。
http://www.coe.int/t/dg4/linguistic/CADRE_EN.asp
Common European Framework of Reference for Languages: Learning, Teaching, Assessment (CEFR)
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